トイプードル特有の病気って?
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◆膝蓋骨脱臼(パテラ)
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トイプードル特有の病気として一番にあがってくるのが、俗に言うパテラという膝の病気です。
後足の膝の部分の間接がきちんとした状態になっていないまま、成長してしまい、膝の間接が外れやすくなってしまいます。
これは先天性の場合と外傷などの原因による後天性とがありますが、やはり気をつけなければならないのが、先天性のパテラです。
先天性でなくても、トイプードルはパテラになりやすい特有の病気といわれておりますので、
・フローリングのようなツルツルした部屋で飼うのではなく、コルクマットや絨毯などの滑り止めがあるような部屋で飼う
・子犬を選ぶ前に、パテラの可能性がないのか、予めブリーダーに確認する
・部屋の中だけで飼うのではなく、適度な運動をさせる
などの対応が必要です。 |
◆外耳炎
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トイプードルのような耳がペタっと垂れている犬は、耳の内部が湿りやすく、細菌が繁殖しやすい環境です。そのため、炎症を起こして耳を異常に掻いていたり、耳を振ったりといった動作をします。
そのような動作をしているのであれば、一度獣医さんの診察を受けたほうが無難です。
外耳炎予防は、定期的に耳の掃除(イヤークリーナー)を行う必要があります。
トリミングなどを利用する場合は、トリミングのついでに耳の掃除をお願いすれば、トリマーさんは
行ってくれますので、耳のケアもしっかり忘れず行いましょう。 |
◆心臓疾患
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これはトイプードル固有の病気というわけではなく、サイズの小さい小型犬に多い病気です。
先天性の遺伝疾患の場合もありますし、後天性 (老犬に近づくにつれ発生)する場合もありますので、最近犬が疲れやすくなっているとか、運動した後に変な咳をするようになったら注意が必要です。
今は薬もきちんと処方されますので、気になる場合は迷わず動物病院へ診察を受けて下さい。 |
◆毛玉
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えっ、毛玉って病気なの?
と思った方もいらっしゃるかと思いますが、たかが毛が絡まって固まったものだと侮ってはいけません。
毛玉は雑菌が繁殖しやすい格好の環境になるので、そこから悪臭が発生したり、雑菌やダニによる皮膚病も発生します。
また毛玉をとろうと犬が無理な体勢で足でかこうとし、気に絡まって足が取れなくなったなんてケースもあるくらいなので、定期的なブラッシングは必ず行ってあげてください。
毛玉を見つけたら、その部分をはさみで切ってあげるだけでOKです。
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◆副腎皮質ホルモン分泌異常(クッシング)
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副腎皮質から分泌されるホルモンが過剰に分泌されることにより、発症していまう病気です。
これもトイプードルに多い病気になります。
症状としては「水を大量に飲む」、「頻尿」、「体重減少」、「抜け毛」などが挙げられます。
もしご飯をたくさん食べているのに、どんどん体重が減っていて、水も大量に飲むようになった場合は、注意が必要です。
クッシングは合併症にもなりやすく、命の危険にさらされる病気にも発展しかねませんので、上のような症状が頻発するようなら、動物病院で診察を受けて下さい。 |
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